シンプルでも奥深い・・・そば作り / そばの作り方 - 手打ちそば
シンプルでも奥深い・・・そば作り

そば粉をこねて、延ばして、切るというシンプルな「そば打ち」ですが、シンプルなだけに、そこには奥深いものがあります。
そば風味たっぷり漂う手打ちそば、ご家庭でも、是非とも格別な美味しさをお楽しみください。
私がそば打ちを始めた頃、何度も失敗を繰り返していました。何度も挑戦して、ようやく気付いた、失敗の原因は「
そば打ち道具 と 水加減」 でした。
キッチン用具での代用が失敗の原因
ケチって、「初めてだから、お金を使わず家にあるもので・・・」という安易な考えで、キッチンにあるボールや包丁・まな板をそば打ち道具の代わりに使用していたのです。
軽いボールは動いてしまいそば粉を捏ねる力が入らず、水分を含んだまた板には伸ばした生地が張り付き、刃が沿っている包丁ではそばの生地を隅々までシッカリ切れない・・・、そんな状態で何度も失敗を繰り返しました。
そば打ち道具は成功の秘訣、簡単に!
その後、そば打ちセットを購入したのですが、たとえ入門用でも、そば打ち道具が一式揃うと、これまでの失敗がウソのように簡単になり、そば打ちが上達しました。
しっかりした貫録のある「こね鉢」は生地のくっ付き少なく力いっぱい捏ねることが出来ます。
生地を伸す「のし板」を使えば、生地が張り付いて千切れることもありません。
重さがあり刃先が長い「そば切り包丁」はそば生地を隅々までサクサク切断できます。
「こま板」を使ってそば生地を切ることで、同じ太さで真直ぐにそばを切り出すことが出来ました。
そして、気温や湿度、そば粉の種類によって微妙に変わる水加減のコツは付属のテキストに詳しく載っていました。
美味しい手打ちそばを食べたいなら、そば打ち道具は必須
ということで、そば打ちを始めるなら、まずは入門用でもいいので、そば打ち道具を揃えることをお勧めします。
初心者向けに、道具やテキスト、材料まで必要なものが一式セットになった「そば打ち入門セット
」は、低コストかつ手軽に必要なものが揃うので、お得だと思います。
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八割そば5人前(500g) |
そば粉 | 400g |
つなぎ(小麦粉) | 100g |
打ち粉 | 少々 |
水 | 225cc~ |
そば粉は挽いてから時間がたつと、その風味が薄れてしまう生モノですので、出来るだけ挽きたての新鮮なそば粉を使いましょう。
最近では、インターネット通販で様々な種類の良質のそば粉を購入できます。
初心者の方には、必要な材料一式「そば粉・つなぎ・打ち粉」がセットになった便利な「
そば粉セット
」おススメです。




そば作りの基本手順は
混ぜる >> こねる >> 延ばす >> 切る
鉢でそば粉を練り上げ生地を作り、生地をのべ棒で薄くのばし、そして最後に延ばした生地を包丁で切るという流れになります。
そば作りで一番大切なのは水まわし(粉に水を加える)とねり(玉にする)工程です。この作業をしっかり行えたかがそれ以降の延ばしや切断の作業がやりやすくなるだけでなく、そばの風味・食感にまでも影響します。
・水回し・・・そば粉・小麦粉と水を混ぜ合わせる
・ねり・・・混ぜたそば粉を固めて生地にする
・丸出し・・・生地を丸く延ばす
・角出し・・・生地の角を出すように延ばす
・本延し・・・生地をうすく均一に伸ばす
・畳み・・・生地を畳みます
・切断・・・生地を切断してそばにします
そばの作り方については、インターネット上でもたくさん公開されてますし、そば作りのテキストやDVDなども出回っているようです。
そば作りには、色々な道具が必要と思われがちですが、生地を延ばす際に使用する「のし棒」さえあれば、他の道具はキッチンにあるもので代用できます。必要な道具を一式揃えてからというのもありですが、まずは最小限の道具でそば作りを試してから、その後、その経験を踏まえた上で、そば作りの道具を揃えるのが良いでしょう。より納得のいくそば作りの道具が揃えられます。
・のし棒・・・生地を延ばす時に使用する丸い棒
・こね鉢・・・生地を練り上げる際の受け皿
・のし板・・・生地を延ばす時に下に引く台
・そば切り包丁・・・延ばした生地を切るための包丁
・こま板・・・延ばした生地を切る時に下に引くまな板
そば作りには、ざっと上記ような道具がありますが、のし棒以外は、ボール・テーブル・まな板・野菜包丁などで代用可能です。
そば打ち初心者向けに、必要な道具と材料、そして、そばの打ち方を記載したテキストやDVDなどを一式セットにした「
そば打ち入門セット
」などが発売されており、個々に探して揃えるよりも手軽に御手頃価格で手に入れることが出来ます。